2026-06-01から1ヶ月間の記事一覧
事件は現場で起きていた とある施設でのこと。 導入担当の先生が麻酔器の前に立ち、いよいよ麻酔開始という場面でした。 …あれ? よく見ると、マスクでの酸素投与をスキップして、いきなり静脈ラインからレミフェンタニルとプロポフォールが流れ始めたんです…
諏訪邦夫先生。麻酔科の若い先生方には、もうなじみの薄い先生かもしれない。けれど、いまわたしがこうしてブログを書き、本を書き、論文を書いていられるのは、まちがいなくこの先生のおかげなのである。 昭和天皇の麻酔をされた先生 ご存じない方には、こ…
硬膜外フェンタニルシリーズ第3弾は、 PONV(術後の悪心おう吐)対策です。 「硬膜外入れてるのに吐く」 「フェンタニル使ってないのに気持ち悪がる」 「とりあえずオンダンセトロン入れとけば?」 このあたり、なんとなくの経験則で動いている人は多いはず。…
さぬちゃんです。 今日は精神科のmECT(修正型電気けいれん療法)の麻酔の診療報酬について、令和8年(2026年)6月改定をふまえて整理しておく。 ECTの麻酔って、プロポフォール(またはチアミラール)とスキサメトニウムでパッと数分で終わるよね。短時間だ…
ここ数回、「末梢ルートは期間で抜くな、所見で抜けという話」をしたところ、その中に出てきたI-DECIDEDを、もっと詳しく教えほしいというご要望をいただきました。 この "I-DECIDED" を、背景から 使い方まで、つれづれに解説します。 末梢ルートは「世界で…
前回からのつづき。硬膜外フェンタニルについて、もう一つよく聞かれる素朴な疑問があります。 フェンタニル 100 μg を硬膜外に入れるとき、原液(50 μg/mL)で 2 mL のままドンと入れていいの?それとも生食で薄めるべき? これは「投与量」とは別の、容量(ボ…