2026-01-01から1年間の記事一覧
こんにちは。さぬちゃんです。 最近、週末ごとにMac miniとBeelink GTR9 Proを並べてローカルLLM(大規模言語モデル)環境を構築する沼にどっぷりハマっておりまして、気がつけばデスクの上がちょっとしたデータセンターみたいになってきました(笑)。AIの…
皆さん、こんにちは。さぬちゃんです。 最近は、カリタのグラインダーで挽き具合を微調整しつつ、4:6メソッドで淹れたスペシャルティコーヒーで朝の気合を入れるのが日課になっています。皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さてさて、今日は当ブログを読んで…
小児麻酔を担当する麻酔科医にとって、術前評価の外来で必ず直面する悩ましい問題があります。 「先生、来週手術なんですけど、患者さんが昨日インフルエンザの予防接種を受けちゃいました。手術できますか?」 「1ヶ月前に麻疹のワクチンを打ったんですが、…
麻酔科領域における術前評価の基本であり、世界中で広く用いられている「ASA PS(Physical Status)分類」ですが、最新のステートメントが2026年1月号の Anesthesiology OPEN 創刊号に掲載されました [1]。 American Society of Anesthesiologists Statement…
「麻酔科学サマーセミナーって何ですか?」 「サマーセミナーって、学会なんですか? セミナーなんですか? それとも……遊びですか?」 答えは、そのすべてです。そしてそのどれでもない、唯一無二の存在です。 麻酔科学サマーセミナーは、2004年の第1回開催…
令和8年の診療報酬改定に準拠した?かもしれない麻酔診療報酬点数計算ソフトを公開しました。 ざっくり計算するためのものであり、複数体位の時間計算などにより実際に請求できるものとは異なることがあります。 あくまでも目安としてご活用ください。 masui…
中央社会保険医療協議会から、麻酔科に関する診療報酬改定が発表されました。 https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001655176.pdf(p444-447) 私がまとめた表です↓ 麻酔の深度、気道確保デバイスの有無及び麻酔管理体制に応じた保険診療評価の見直し 区…
同じ薬なのに、なぜ?——脳外科でアラグリオによる低血圧が「起きない」ように見える謎 脳外科の先生方の中には、「私たちの科でもアラグリオを日常的に使っているけれど、そんなに血圧が下がることは経験したことがない」と不思議に思う方がいるかもしれませ…
ノルアドレナリンの末梢持続投与が増えた日常から 最近、ノルアドレナリンを末梢ルートから持続投与する機会が増えた。以前なら、末梢からのノルアドレナリン持続投与といえば、ICUで中心静脈を確保するまでの「つなぎ」か、心臓手術後の限られた場面に限ら…
やさしくわかる!術中脳波モニタリング 作者:讃岐 美智義 Gakken Amazon 麻酔科薬剤ノート 第3版〜周術期の麻酔・救急対応薬の使用のポイント 作者:讃岐 美智義 羊土社 Amazon 麻酔科研修チェックノート 改訂第7版〜書き込み式で研修到達目標が確実に身につ…
「ETCO2、30から35mmHgくらいで管理しておけば大丈夫だろう」 多くの麻酔科医が日常的にそう考えているかもしれません。しかし、その「何となくの正常範囲」が、実は患者の術後肺合併症(PPCs)、せん妄、さらには死亡リスクの上昇と関連しているとしたら…?…
「脳波モニターなんて、鎮静深度がわかるだけでしょ?」 もし今、そう思っているなら、あなたは10年前の麻酔科医と同じ場所に立っているのかもしれません。そして、患者の脳が発する重要なSOSを見逃している可能性があります。 2015年、『Anesthesiology』誌…
小児の扁桃腺アデノイド切除術において、プロポフォールによる麻酔維持が術後の呼吸器合併症を劇的に減らすことを証明した重要な研究(AmPRAEC試験)が出ました。 気道が敏感な小児が受けるアデノイド・扁桃摘出術においては、術後に激しい咳き込みや酸素飽…
ビデオ喉頭鏡(VL)が標準装備となった現在、皆さんは挿管記録をどのように残していますか? Cormack-Lehane分類 グレード1 と書いて終わりにしていないでしょうか。 実は、VLの普及に伴い、従来の分類では表現しきれない「画面では声門が丸見えなのに、チュ…
手術室で古くから使われている局所麻酔薬、リドカイン(キシロカイン®)。通常は神経周囲に注射して痛みをブロックするために使われますが、近年、これを「全身麻酔中に点滴静注」する手法が、術後回復強化プロトコル(ERAS)の切り札として広まっています。…
手術室で、こんな「逆転現象」に遭遇したことはありませんか? 「導入前(覚醒時)は、Aライン(橈骨動脈圧)の方がマンシェット(上腕血圧)より高かった。 しかし、TIVAで麻酔が安定した途端、Aラインの方が低くなってしまった……」 「回路がダンピングし(…